「所得税」とは?FP3級で問われる10種類の所得税について
はじめに
こんにちは!ぬっぺです~!!
みなさん、「所得税」について詳しいですか?
所得税について多少のことは知ってるかもしれませんが、人に説明できるほど詳しい人は多くないかと思います。かくいう僕も、全然詳しくありません…。
今回はFP3級で問われるレベルで、所得税についてまとめていこうと思います。
僕がFP試験に挑む理由については、コチラをどーぞ!
所得税とは?
所得税とは、文字通り「所得にかかる税金」のことです。
ではまず、所得とは何でしょうか。
所得は、大まかに「収入から費用を引いた、純粋な儲け」くらいにとらえていればいいかと思います。すでに社会人として働かれている方は「月収からいろいろ天引きされたのが手取り」みたいなイメージの方が分かりやすいでしょうか。
入ってくるお金である収入から、必要な経費を差し引いた残りが所得となります。そして、ここにかかってくる税金が所得税というわけです。
所得税の特徴
所得税にはいくつか覚えておくべき特徴があります。
- 国税である(日本に対して納める)
- 毎年1月1日~12月31日までの所得にかかってくる
- 累進課税である(所得が大きい人ほど税率がアップする)
- 原則的に、様々な所得を合計してから税率をかける(総合課税)
- 一部の所得にはここに税率を適用することがある(分離課税)
- 日本国内で得た所得(日本国籍の人は、プラス海外での所得も)に課税される
こんなところでしょうか。
あと所得税の納め方ですが、原則その個人の所在地で申告納税方式(自分から所得額などを申告する)をとります。ですがサラリーマンなどは源泉徴収制度(会社が給料から天引きして代わりに申告してくれる)を使いますので、なかなか自分で申告する機会はないかもですね!
10種類の所得税って?
さて、所得税と一口に言ってもたくさんの種類があります。それぞれ簡単に説明していきますね。
1.給与所得
給料や賞与(ボーナスとか)から給与所得控除額を差し引いたもの。控除額はもらう金額によって変わってくる。
2.退職所得
退職金のこと。一度にもらうか、年金形式で毎年一定額もらうかで捉え方が変わってくる。ほかの所得に比べて、税金がかかる額が小さくなる(お年寄りから不満が出るから?笑)
3.事業所
得事業売上から経費を引いたもの。
4.不動産所得
アパートの家賃収入などから経費を引いたもの。
5.山林所得
所有する山林からの収入から経費を引いたもの。ほかの所得と分離して税率を考える(分離課税)
6.利子所得
社債や預貯金の利子や、投資信託(株式投資信託は7.配当所得)の収益分配など。
7.配当所得
株式の配当、株式投資信託の収益分配など。
8.譲渡所得
資産の譲渡や売却による所得のこと。その資産によって総合課税化分離課税化に分かれる。
9.一時所得
懸賞の当選金や死亡保険など、一度に受け取った大金による所得のこと。ちなみに宝くじの当選金は課税されない!
10.雑所得
その他の所得。年金形式で受け取る所得など。
おわりに
所得税とその種類について、ザックリとまとめてみました!本当は各所得の計算方法や例外措置など覚えることはたくさんあるんですが、疲れたから...かんたんに留めておきますね~。